【保険・相続】生命保険を活用した相続対策

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※こちらの記事は2021年3月2日時点での法律や税制をもとに作成しております。この記事を投稿した後に法律や税制が改正され、当記事の内容との間に相違が生じる場合がございますので、予めご了承ください。

わたくし
わたくし

おはようございます!サラリーマン金目鯛です!

今日は相続分野についての投稿です!

金目鯛
金目鯛

相続?なんか難しそう。。

FPで相続分野について勉強されている方へ。

今回は生命保険を活用した相続対策について書いてみました。

私は今保険分野に携わっており、その中で相続案件の話もいくつかきいてきました。

自分の頭の中を整理する目的もかねて、投稿させていただきます!

相続税を抑える!死亡保険金の非課税枠活用

わたくし
わたくし

結論、生命保険には相続税の節税効果があります!

生命保険には節税効果がある、これはどういうことでしょうか。

まず、相続税は相続された全ての財産にかかるわけではありません。

財産額がある一定のラインを超えたところから相続税が発生します。

金目鯛
金目鯛

一定のラインとは一体どのくらいなのだろう?

それは、、

3000万+600万×法定相続人の数です。

これは相続税基礎控除という呼ばれ方をしてます。

相続した財産額からこの基礎控除を引いて、

はみ出た分に相続税がかかるというわけです。

わたくし
わたくし

法定相続人とは、

財産を受け取ることの出来る権利を法律で決められている人のことです。

亡くなった方が遺言書を作成していなかった場合、

この法定相続人の方々が財産を受け取る権利をゲットするわけです。

法律が味方になるので法定相続人になれたら心強いですよね。

わたくし
わたくし

では法定相続人って一体誰がなれるのか?

まず配偶者は必ず法定相続人になります。

その他については優先順位が決められていて、

子供がいたら、まず子供が法定相続人になります(第一順位)。

子供がいなかったら、親が法定相続人になり(第二順位)、

子供も親もいない場合は兄弟姉妹が法定相続人になります(第三順位)。

法定相続人の範囲はここまでになります。

孫や甥姪が法定相続人になるケースもありますが(代襲相続)、

今回は説明を割愛します。

例えば、法定相続人が奥様と子供1人の計2人だとしたら、

3000万+600万×2人分=4200万が相続税がかからない財産の範囲となります。

そして、現金を5000万持っているとします。

そうすると、基礎控除からはみ出た800万の部分には相続税がかかります。

金目鯛
金目鯛

800万はみ出ちゃったか。

でも税金を払いたくないからといって800万使っちゃうのも

残された家族たちには悪いし。。どうしようかな~

ここで出てくる相続税対策の1つが生命保険です。

金目鯛
金目鯛

生命保険?生命保険に入って保険料払いまくれってこと?

わたくし
わたくし

違いますよ!そんなこと詐欺師でも言わないですよ!

実は死亡保険金には、基礎控除とは別に相続税の非課税枠があります。

相続人が死亡保険金を受け取った時、

500万×法定相続人の数までが非課税で受け取れます。

例えば先ほどの5000万現金がある方のケース。

良くある活用方法として、この5000万の現金の内、

死亡保険金の受取人を奥様か子供に設定した

一時払の生命保険に1000万分加入します。

 

この場合で亡くなって相続が発生したとします。

1000万保険に回しているので現金部分は4000万、

現金の額は基礎控除内に収まっているので課税はされません。

そして先程加入した保険より、家族に1000万の死亡保険金が支払われます。

※厳密に言うと、1000万の保険料に対し死亡保険金はもう少し多くなりますが、わかりやすくするために今回は保険料と同額とします。

そしてこの死亡保険金に対して

500万×2人分=1000万の非課税枠が適用されます。

こうなると死亡保険金も1000万なので、

こちらも課税されません。

このケースで相続する財産には相続税がかからないという事になります。

つまり、生命保険を使うことで

保険金を受け取れるので、計5000万という財産額自体は減っていませんが、

基礎控除4200万に加えて1000万非課税枠の方が増えるというイメージです。

“争続”を回避する為の生命保険

金目鯛
金目鯛

まぁ正直相続税がかかるほど財産持ってないと思うし、

僕にはあまり関係ない話かな?

わたくし
わたくし

実はそうも言えないんです。

「争続」って聞いたことありますか?

金目鯛
金目鯛

争続?相続と何か違うのかな?

わたくし
わたくし

これは「あらそうぞく」と読みます。

相続財産を巡って相続人同士が争ってしまうケースを指します。

金目鯛
金目鯛

あー。確かに相続で揉めちゃうって話聞いたことあるかも。

わたくし
わたくし

相続対策って税金だけでなく、この争続対策も大切なんです。

なんなら資産が少ない方がこの争続が起きやすいとも言われているんです。

最高裁判所「司法統計年報(家事事件編)」によると、

平成29年の遺産分割事件の新案件数16016件との事です。

その前の年の平成28年は14661件平成27年は14992件。

毎年15000件前後、財産をどう分けるかで揉めているという事になります。

金目鯛
金目鯛

毎年15000件って聞くと結構揉めてるんだね。。。

この争続が起こる要因の1つとして、不動産の分割によるものがあります。

以下のデータは相続財産の種類の内訳になります。

紫色の帯グラフが土地、黄色の帯グラフが家屋の相続財産金額になります。

引用:国税庁HP 平成29年分の相続税の申告状況について 4相続財産の金額の構成比 (付表5)相続財産の金額の構成比の推移 より

平成29年の紫と黄色の部分を足すと41.9%。

つまり、日本で相続されている財産のうち、4割以上が不動産ということになります。

現金などと違って不動産って分割ということが容易にできません。

例えば、相続が発生して自宅を相続するとなった時、

長男と次男がいたとして、もちろん半分こなんてことはできず、

どちらかが譲らないといけません。

他に現金などがあれば、

自宅を引き継がなかった方がその分現金を引き継ぐなどでフェアは保たれます。

でも自宅以外にこれといった財産が無かったとしたら、、、

金目鯛
金目鯛

不動産を保有している場合は特に財産分割の計画について考えておく必要があるね。子供たちの間で思わぬ争いが起きかねないからね。

この対策の1つとして生命保険の活用した代償分割あります。

代償分割とは今回のケースのように分割が困難なときに使う手法です。

不動産のような現物を引き継いだ方が、

引き継がなかった方に現金などを支払い、分割を調整しフェアにするというもの。

わたくし
わたくし

例えば相続財産が4000万分の価値のある自宅だけで、

兄弟のうち兄がこの自宅を相続したとします。

このままだと兄だけ4000万分相続されるのでアンフェアです。

ここで兄が弟に対して現金などを2000万分支払い、

この相続をフェアにしようというものが代償分割です。

具体的な流れとしては、

不動産を引き継いだ長男を死亡保険金受取人に設定した生命保険に加入します。

相続が発生した後、長男は受け取った死亡保険金を元手に、

次男に代償分割交付金として支払い、分割を調整する形となります。

金目鯛
金目鯛

なるほど。弟さんに文句を言われないように

大きい現金を捻出できる保険を活用して

争続を防止するというものだね。

わたくし
わたくし

少ない掛金で大きい保険金を捻出できる保険は

こういった不動産の割合が多く、現金の保有があまりないケースで有効です。

金目鯛
金目鯛

でもわざわざお兄さんを受取人にするのはなぜ?

直接弟さんを受取人にした方が楽じゃない?

わたくし
わたくし

確かに普通ならそう思いますよね。

これは死亡保険金にある1つの特徴の為、こうしています。

死亡保険金は受取人固有の財産になる

通常、財産を分割する際、

遺書が作成されていなかった場合でも、たとえ作成されていたとしても

ある決められた範囲までは財産を受け取る権利を主張することが出来ます。

遺書がある場合は遺留分の範囲、

無い場合は法定相続分の範囲を主張できます。

これがあるので遺産分割協議が難航することがあるんですよね。

ただ、死亡保険金については相続財産には該当せず、

受取人固有の財産という位置づけになります。

つまり極端な話、誰が何と言おうと死亡保険金は受取人のものということ。

遺産分割協議にかける必要がないということになります。

金目鯛
金目鯛

死亡保険金を受け取った方に対しては

他の方は権利を主張できないということだね。

ここのポイントは死亡保険金は相続財産に含まれないということ。

厳密に言うと税法上は「みなし相続財産」とされ、課税対象にはなります。

ただ民法上、つまり財産を分けようとする中では

この死亡保険金は基本考慮しなくても良いということです。

 

先程のケースに戻りまして、

もし次男が直接死亡保険金を受け取ったとしたらどうでしょうか。

長男は自宅、次男は死亡保険金をそれぞれ受け取ったので

一見相続はうまくいったように見えます。

ただ、先程も申し上げた通り死亡保険金は分割すべき相続財産には考慮されません。

どういうことが起きるのか。

次男がもしがめつい人だったとしたらこう言うでしょう。

わたくし<br>(弟役)
わたくし
(弟役)

死亡保険金って相続財産には含まれないんだよね?

だったら僕にはまだ自宅の価値の半額分、財産を貰う権利がまだあるはず。自宅の価値は4000万くらいだから、あと2000万分財産を引き継げないと納得できないな~。

つまり遺産分割協議上、極端な言い方をすると死亡保険金はノーカン扱いということ。

こうならない為には予め次男には、「遺留分の放棄」といって

保険金を受け取るんだから、その他の権利は主張しないことの同意を得ないといけません。

まぁ、面倒くさいですよね。

※過去にはあまりにも多額の保険金をかけたちめ特別受益とみなされ、相続財産として分けるようにと指示されたケースもあり。

金目鯛
金目鯛

なるほど。だからいったん長男を受取人に設定して、

代償分割交付金という形で次男に支払うのがベストというわけか。

今回は悪いケースで死亡保険金の受取人固有財産という特徴をご説明しましたが、

遺産分割協議で揉めるのを避けたいが、長男には凄くお世話になったし沢山の財産を残してあげたいというニーズに対しても、

死亡保険金の受取人固有財産という特徴を生かして

長男を受取人に設定してあげれば、長男に多くの財産を残してあげることができます。

さいごに

わたくし
わたくし

いかがでしょうか。相続対策と生命保険ってこのように結構親和性があるんですよ。

金目鯛
金目鯛

非常に勉強になったよ。ありがとう!

わたくし
わたくし

この記事は参考として、

具体的なご相談については相続に詳しい税理士などに相談してみてください!

相続って馴染みもないし

勉強するうえで結構大変でした。

ただ、こうやって実際に起きたケースに沿って勉強みると

結構頭に入ってきます。

ぜひ勉強の合間などで参考程度に見て頂けると幸いです。

最後までご覧いただき誠にありがとうございました!

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